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極める人ほどあきっぽい [目指せ積ん読ゼロ]


趣味でも、勉強でも、仕事でも分からないことが分かるようになることって、とても気持ちがいいと感じてしまいます。その反面、分かってしまうと途端に面白くなくなり、また新しいテーマを探してしまうということで、常日頃から飽きっぽい性格であると反省しますが、”飽きっぽい”というキーワードでこの本を手に取りました。一言で言うならこの本、常に新しい事にチャレンジすること、なおかつリスクは考えすぎず突き進むことの大切さを語っています。学生を終え、就職してこれから定年まで・・・・一般的な日本のスタイルであると思いますし、安定・安心という観点ではこれ以上のものはないと思います。ましてや、自分以外に大切な家族があればなおのことです。これまで、その様な社会で、組織一眼となって取り組むスタイルの日本企業は数多くの実績を残してきたことは間違いないと思います。自動車にしかり、電化製品にしかり、品質や加工技術の追求を日本人らしく緻密に行ってきました。これまでは、これができたらいいな~というテーマがあり、それをいかに実現するかが大切であり、現在私たちの生活はそれらの穏健を受け、不便を感じることが少なくなりました。しかし、これからの時代(すでに到達しておりますが)に求められるものは、今ある”何か”と関係なさそうな”何か”を結びつけた新しい価値を見出すこと=イノベーションを起こすこと。それができないと企業も生き残れないと思います。そのような時代の中で、いろいろなバックグランドを持った人間同士がアイデアを持ち寄り・深めていくことが非常に重要だと感じます。グローバルという言葉だけが先行し、外国というと日本人からは遠い存在だと感じがちです。もちろん島国で独自の文化を作り上げてきたこともあり、敷居が高いと感じるのは仕方がありませんが、これまでの”技術の日本”だけでは生き残っていけず、日本人自身が日本人のよいところも活かしながら多様性を積極的に取り入れていく必要があるのではないかと感じさせられました。オススメの一冊です。
極めるひとほどあきっぽい

極めるひとほどあきっぽい

  • 作者: 窪田 良
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2013/05/23
  • メディア: 単行本



極めるひとほどあきっぽい

極めるひとほどあきっぽい

  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2013/05/27
  • メディア: Kindle版



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