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高校生にも読んでほしい安全保障の授業 [目指せ積ん読ゼロ]




ヒゲの隊長で有名な、国会議員の佐藤正久さんが書かれているこの本ですが、
題名にもあるとおり、かなりわかり易く書かれています。
一言で言えば、学校の教科書として使うべきではないでしょうか。
地政学という言葉がありますが、いろいろな戦略を考える上で、
求める、求めざるにかかわらず、その地域がもつ重要さというものがあります。
これは、誰かが変更できるものではありません。
したがってその現状の中でどのような対策を考えていくことが大切ではないかと思います。
たとえば、ロシアの場合は冬季に凍って使えなくなる港は冬季以外しか使うことができないため、
冬季に凍らない港が欲しいというのは理屈が通っています。
また、中国にしても太平洋に出ようと思ったら直線的に東に向かう航路を確保したいという
考えは理解にできると思います。そのような、今ある環境とおのおのの国の思惑というものが、
外交や安全保障において非常に基本となってくると思いますが、学校で習ったことはありません。
そもそも、地理という教科はただその地域や特徴について勉強しますが、それらの情報を元に、
世界がどのように動こうとしているかを習う機会があればもと多くの人の理解を助けることが
できると思いますし、より国防について考えることができるのではないかと思います。
教育に関して言えば、いかにも憲法第9条があれば世界は平和になるような教育をしていますが、
隙あれば、どんなずるいことをしても相手の国を侵略しようと考えている輩は、
残念ながら存在しています。どこの国の人も日本人のように、空気を読み、相手の気持ちを考え、
争いを避けようと考えているわけではありません。
その中で、どうやって国を守っていくかをみんなで考えていく必要があると思います。
この本の中で自衛隊の話がありますが、困っている人を助けるために派遣されているのに、
法律の縛りで動くことができない。そこで、彼らは法律ギリギリのラインで助ける方法を考え
、自らの命や、法で裁かれるリスクもいとわず、これまで活動してきたのです。
もはや、数々の震災などを経験し、自衛隊を身近に感じた経験が増えたことで、
自衛隊の印象派非常に良くなっておりますし、自衛隊が不要であるとか、暴走するとか
言う人はだいぶ減ってきたのではないかと思います。
世界的にもよく訓練されているといわれる自衛隊の隊員が、国民をなんとしても守ろうと
思ってくれている、その魂が生かされるような政策を国民も考えていく時代なのではないかと
感じました。平和法案をレッテルを貼るために戦争法案という言葉を作っている活動家も
居ますが、現実を見る正しい目を持ちたいものです。


高校生にも読んでほしい安全保障の授業

高校生にも読んでほしい安全保障の授業

  • 作者: 佐藤 正久
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2015/08/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)







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